暖かくなって、いよいよ春らしさが増してきましたね。
ぽかぽか陽気に惑わされて、ついのんびりまったりしてしまいます。
今年は桜の開花も全国的に早いようですね。
つい先日、所用で府立泉陽高校の近くを通ったら、きれいな桃色の桜が咲いていました。
「陽光」という、ソメイヨシノより一足先に咲く品種だそうです。
緊急事態宣言が解除されるとはいえ、今年もまだ混雑の中でのお花見は諦めざるを得ません。
こうして通りすがりにさっと眺めるだけで辛抱、ですね。

調べてみると、この「陽光」は、第二次世界大戦中に愛媛で教員をされていた高岡正明さんという方が、戦後、戦死した教え子達の冥福を祈って各地に桜を贈ることを思い立ち、環境順応力の高い品種を作ろうと考え、２５年がかりで作りだした品種なのだそうです。
その物語は笹野高史さん主演の映画にもなったとか。
学び舎のそばに咲く陽光。いつまでも生徒さんを見守ってくれますように。
そして来年こそはお花見の賑わいも許される、みんなで楽しめる春に戻って欲しいですね。