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2021.04.27
今年は春の訪れが早く、桜は駆け足で舞ってしまいましたね。
その他の花々も軒並み早く咲いているようです。
お客様お二人から相次いで花のお便りを頂きました。
まずは長野県のMさまから。カタクリのお写真です。
とある里山に群生しているカタクリを見に訪れるのを、毎年楽しみにしていらっしゃるご夫婦。
今年は早いかも、と思い、例年より2週間早く行ってみたところ、予想が当たり、真っ盛りだったそうです。
カタクリは春先の2ヶ月ほどの間に1年分の養分を貯めて、森の樹々の葉が茂る頃には地上部は全部枯れてしまいます。
こういった植物のことを「スプリング・エフェメラル」といいます。「春の短い命」といった意味で、春の妖精とも呼ばれるとか。カタクリはその代表格です。
また、カタクリは発芽から花が咲くまで早くて7年、概ね10年くらいかかるのだそうで、生長がとてもゆっくりな植物でもあります。
こんな大きな群生になるには、いったいどのくらいの年月がかかっているのだろう?と思いを馳せつつシャッターを切ったそうです。
実際はこの十数倍の群生だそうですよ。うっかり踏んでしまわないように気を付けつつカメラを構えたとのことでした。
次はボタンの花。
奈良県にお住いのKさまが、ボタンで有名な當麻寺を訪れたそうです。
私達もその昔訪ねたような…
空模様が残念で、しかも少しピークを過ぎていたとのことですが、色とりどりの大きなボタンにうっとり。
傘やよしずを立てているのは、雨に弱いからでしょうか? それにしてもゴージャス!
古いお寺をバックに、とても風情がありますね。
例年ならばボタン目当ての人々でとても賑わうお寺ですが、今年はパラパラ。
みなさん距離を取っているおかげで、ゆっくり散策を楽しめたそうです。
楚々とした春の妖精と、豪華絢爛な大輪。
どちらもそれぞれの魅力がありますね。
お出掛けが難しい日々が続くなか、地元で春を楽しんでいるMさま・Kさま、
とてもきれいなお写真をありがとうございました!