このところ季節外れの暖かさが続きますね。
ＧＷ頃の気温になりそうとか、スキー場が雪不足で一日も営業できずに今季終了とか、梅が満開になり大慌てで梅まつりの開催を前倒しなど、もう冬が終わってしまったかのようなニュースが流れています。
こういう時は体調を崩しやすいですよね。
ワタクシはこのところ寒暖差アレルギーなのか、時おり鼻水とくしゃみが止まらなくなり困っています。
まだ寒さがぶり返す日もあるでしょうし、皆さま体調管理を充分になさって下さいね。

少し前になりますが、以前から気になっていた奈良県の橿原神宮に行って来ました。
橿原神宮は、大和三山の一つである畝傍山（うねびやま）のふもとにあります。広大な敷地にいくつもの建物があり、大勢の人が参拝に訪れていました。

辰年の巨大絵馬に見とれていると、後ろに何やら人垣ができていました。
覗いてみると、伝統装束に身を包んだ１０人ほどの人が弓を構えています。
てっきり今年の大河ドラマの撮影なんだと思いましたが、本当に矢が放たれ始めました。ビュンビュンと矢が飛ぶ音がして、次々と的に当たっていきます。
暫くは矢が早すぎて全く見えませんでしたが、慣れてくると、的に当たる瞬間が見えるように…
日頃よほど練習をされているのだと思いました。

これは「大的式（おおまとしき）」と言われる行事で、射手は小笠原流一門の方々だそうです。
厳かな雰囲気だったので、拍手は心の中でしました。

調べてみると、明治神宮など全国各地の神社で同様の行事があるそうです。
とはいえ、伝統装束での弓道行事などなかなか見る機会がありませんよね。
偶然でしたが、とても良いものを見せて頂きました。